宮内は衣服の一部をハサミで切り裂き、乳房を露出させ、チューチューと吸い付いた。片側の乳首を強く噛み、「噛みちぎってもいいか?」などと脅し、ズボンとパンティーを膝までずり下げ、ヴァギナの中に荒っぽく指を突っ込んだ。
「痛いッ!」
「いつも彼氏とやってることだろう?」
宮内は郁代さんをマングリ返しにして秘部を舐め回し、クリトリスを強く吸い上げた。
「うめえや、他人の女のマン汁はたまらねえ」
男は郁代さんの両胸やヴァギナのドアップ写真をスマホで撮り、「この写真をネットに流されたくなければ、一発ヤラせろ!」と迫ってきた。
「ホテルに行って無事に帰るのがいいか、ここで刺し殺されるのがいいか?」
「ホテルへ行きます…」
「よし、決まりだ」
男は服を着替えるように言い、ズボンをはかせてくれたが、パンティーは取り上げられ、「これはホテルを出るまで預かっておくからな」と言って、自分の上着のポケットに入れた。
だが、郁代さんの靴が見つからず、周辺を探していると、「おい、何やってるんだ?」と言って、一緒に探してくれた。
(チャンスだ…)
今なら背を見せている。郁代さんは一瞬の隙を突いて手提げバッグを持って駆け出し、現場の駐車場から逃げ出した。後ろから犯人の「クソやろう!」という声が聞こえてきた。
郁代さんにとってラッキーだったのは、巡回中の警察官とバッタリ遭遇したことだ。今遭ったばかりの被害を打ち明け、警察官が現場に駆け付けたところ、宮内はまだ自分のズボンを上げてベルトを締めているところだった。
宮内は郁代さんに対する強姦未遂容疑で逮捕された。家族と寝ていた主婦宅に侵入し、女性の上着をハサミで切り裂き、胸を触ったとして準強制わいせつ容疑でも再逮捕。イチャつくカップルに言い掛かりをつけ、女性を強姦した容疑も発覚。さらに別の強姦致傷事件も発覚し、いったん始まった公判は中断となり、裁判員裁判に移行することになった。
宮内が逮捕されて、平穏を取り戻したと感じている住民は少なくないだろう。局地的に治安を悪化させていた迷惑極まりない男に、厳罰が下るのは間違いない。
(文中の登場人物はすべて仮名です)
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