アフリカでの肥満問題はより規模を増している。1990年に肥満で苦しんでいたのが7歳から11歳の
子供4%だったが、2011年には7%まで上がっており、2025年までには11%になると見られて
いる。成人の状況も良くない。アフリカ大陸の各国における肥満人口は6%(トーゴ)から27%(ガー
ナ)まで振れ幅がある。「QUARTZアフリカ版」が報じた。
原因は、アフリカで急速に発展する都市部と人口の増加、ミドルクラスを増やす、拡大する経済と、新市
場獲得に精を出すファーストフードチェーンにある。驚くことに、現在アフリカ大陸では文字通り、1つ
の家庭に餓えと肥満が共存しうることがある。
中高年のアフリカ人の運動量が少なく、アフリカでの医療はエイズなどの伝染病に力を入れていたことも
あり、糖尿病や心臓発作などを治療改善する国家保険システムは十分に機能していない。だが一方でアフ
リカ大陸では、2億3300万人が貧困と栄養失調に悩んでいる。
http://jp.sputniknews.com/africa/201710064155366/