◆“ネトウヨ”煽りで月収30万! フェイクニュース屋のリアル
東京都某所にある、ウェブデザイン会社の代表を務める牧野氏(仮名)も、複数の政治系まとめサイトを所有し、本業のデザインとは別に、
副収入を月に30万円以上を得ているという。
「サイトに貼った広告の収入、いわゆる“アフィリエイト”収入です。右派ウケしそうなサイト、左派ウケしそうなサイト両方の運営をしていますが、
右派系サイトのほうが儲かる。ネット右翼の人たちのほうが熱心だから(笑)。基本的には、2ちゃんねるなどの掲示板に上がっている書き込みをまとめるんですが、
僕らが掲示板に書き込んでそれをまとめることもある。まあ自作自演で、右派や左派が好みそうなまとめ記事に仕立てる。ネット上で、
右派ウケしそうな記事を書いてくれる人を探す、なんてのをやってる人もいるようですが、手間ひまかかりすぎるんで、まとめのほうが楽ですよ。
僕は右翼でも左翼でもない、カネが儲かればそれでいいんです」
牧野氏は、ネット上で活動するジャーナリストたちに、なりすましアカウントを使い直接フェイクニュースを届けることもあるという。
「右翼的な人間になりすましたアカウントを複数所有し、ジャーナリストのSNSに書き込んだりメッセージを送ったりして、ウチのまとめサイトを
紹介してくれるようお願いをする。これが結構引っかかってくれる人がいるんで助かります(笑)。左派になりすました別のSNSアカウントでも、
新聞社やネットニュース会社に、うちのまとめサイトがソースの“情報提供”をすると、たまに記事にしてくれる。それでサイトのページビューが増え、
広告収入もアップする。適当なまとめ、コメントだけでカネが儲かるので、正直一度やったらやめられませんね」
フェイクニュースに、一般国民だけでなくマスコミすらも踊らされていると指摘する牧野氏。今回の総選挙にフェイクニュースがどれほどの影響を及ぼすのか。
その答えが投開票後に判明するのかも含め、誰にもわからないのかもしれない。
http://news.livedoor.com/article/detail/13708308/