前長野県中川村長の曽我逸郎氏(61)が4日、衆院選に長野5区から無所属で
立候補すると表明した。曽我氏は在任中、「国旗に一礼しない村長」として知られた。
曽我氏側は共産党などとの一本化を目指し、共産党長野県委員会は同日、
長野5区で予定していた水野力夫氏(37)の立候補取りやめを明らかにした。
曽我氏は長崎県出身で京都大卒。広告大手の電通勤務を経て中川村に移住し、
平成17年の村長選で初当選。今年5月の任期満了まで3期12年務めた。
護憲や脱原発の立場で発言を続けてきた。24年6月の村議会本会議で、
入学式や卒業式に招かれた際に国旗に一礼しないのはなぜかと問われ
「今の日本のありさまは、誇りにできる状況からほど遠い」「
国旗、国歌に対する態度を一定の形にはめようとする風潮がある状況では、国旗への一礼は、
なるべく控えたほうがいい」などと答弁した。
長野5区はほかに、自民党前職の宮下一郎氏(59)、新党「希望の党」から
公認を受けた新人の中嶋康介氏(40)が出馬する予定だ。
http://www.sankei.com/politics/news/171004/plt1710040108-n1.html