ロシア、化学兵器廃棄を完了 プーチン氏、米国の計画延期を批判
2017年9月28日 5:57 発信地:モスクワ/ロシア
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は27日、同国が保有する最後の化学兵器を同日中に廃棄すると発表し、「歴史的な出来事」と自賛するとともに、米国が自国の化学兵器廃棄を先延ばししていると批判した。
プーチン氏はテレビ放送された演説で「きょう、ロシアが保有する最後の化学兵器が破壊される」と発表。「現代世界にさらなる均衡と安全をもたらすことに向け、大きく一歩前進した」と自賛した。
ロシア最後の化学兵器はウドムルト地域のキスネル化学兵器廃棄施設で廃棄された。国連の化学兵器禁止機関はロシアの化学兵器破棄完了を「大変画期的なこと」だと歓迎している。
またプーチン氏は演説で、米国が国際的義務を十分に果たしていないとの批判を展開。「(米国は)残念ながら、化学兵器廃棄計画を守る義務を怠っている。すでに廃棄計画を3回も延期した」と語った。
http://www.afpbb.com/articles/-/3144627
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