イ・ナギョン国務総理がアキヒト(明仁)日王の退位前韓国訪問を提案した。イ総理は去る23日付朝日新聞とのインタビューで「(日王が)退位する前に韓国にきて、これまで両国が解けなかった問題に出口を開いてくれるならば、
両国関係に多いに役立つだろう」とし、「そのような雰囲気がはやく造成されることを願う」と明らかにした。同紙は韓日関係の重要性について言及してきた日王の韓国訪問が両国関係改善の大きな契機になると期待する声が韓日両国にあると説明した。
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▲イ・ナギョン国務総理.
明仁日王は個人的にずっと韓国訪問を望んできた。日本の国家元首として韓国を訪問し、植民地支配など過去の歴史に対する「遺憾」
等を通して和解を模索しようとする意志をたびたび明らかにしてきた。韓国政府も日王訪韓を希望してきたが、政府が具体的に準備したことはなかった。
政府高位関係者は24日「訪問したい側(日本)の条件であって、真剣な検討があってこそ事(訪問準備)が進められるが、そのような条件は準備されていなかった」と説明した。
ただし全斗煥(チョン・ドファン)、盧泰愚(ノ・テウ)、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)ら元大統領が日王の招待で国賓訪問した時、
日王主催の晩餐および歓談などの席で自然に日王の訪韓を要請してきた、と東京の外交消息筋は伝えた。
しかし、来年に退位が予定されている日王の韓国訪問は現在では実現の可能性が非常に低い。
日王の訪韓可否は日本政府が決める。日王は憲法4条により象徴的な国家元首であって、政治的な行為はできない。海外訪問なども政府と緻密な事前協議が必要だ。
日本政府はずっと日王訪韓に否定的だった。葛藤が今なお残る状況での日王訪韓は場合によっては関係悪化の契機になりかねず、日本人の求心点である日王の権威を傷つけるかもしれないと考える。
このために明仁日王は退位後、私的な訪問が検討されたと分かる。
東京イ・ソクウ特派員
ソース:ソウル新聞(韓国語) 「日王退位前訪韓両国関係改善の手助けをするということ」
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20170925004010