先日、ラジオで久しぶりにネーネーズの「平和の琉歌」を聴いた。
以前からいつもいい歌だと思っていたが、そこで驚かされたのがこの曲・詞をつくったのがあの有名なサザンオールスターズの桑田佳祐さんだったことだ
▼今から20年以上も前の1995年3人の米兵が小学生の女の子を拉致・暴行。
これが10万人の県民大集会になり、今の辺野古移設のきっかけになったが、桑田さんは悲惨を極めた「沖縄戦」後も米軍基地に苦しめられる沖縄に思いを寄せ、翌年の沖縄ライブに合わせて作ったのがこの歌という
▼そこはさすが桑田さん、「この国は誰が平和だと決めたの」「アメリカの傘の下」「民を見捨てた戦争」「蒼いお月様が泣いております」
▼「愛を植えましょ傷の癒えない人々へ」「いつか花咲くその日まで」の歌詞と沖縄民謡調の優しいメロディーは、今では反基地運動の歌の一つだ
▼しかし基地の重圧は変わらず、昨年は20歳の女性が米軍属に殺害され、オスプレイも墜落。
辺野古では反対住民排除で新基地建設が進む
▼そういう中で突然決まった解散・総選挙。沖縄は今回も全勝で「辺野古ノー」を安倍政権に突きつけたい。
県民同士の対立もあるが、これをほくそ笑んで眺めているのは誰か。狡猾な政権の分断工作にだまされてはいけない。(上地義男)
http://www.y-mainichi.co.jp/news/32286/