来日中の南アフリカのカーサ観光相は20日、時事通信とのインタビューに応じ、訪問客誘致で日本は最重点市場の一つとの認識を明らかにした。
鉱業国の南アは資源価格安で景気低迷に見舞われており、観光を経済の柱として育てたい考えだ。
 観光相は日本のほか、米英独の3カ国を最重点市場に挙げた。「4カ国の市場は既に伸びている」としたが、一段の成長余地を見込んだ。
日本から南アへの旅行者数は2016年、前年比3割増の約2万6000人だった。
 アフリカの南端に位置する南アは、日本だけではなく他国からも遠い。南ア観光局のンツォーナ最高経営責任者(CEO)は「週末に
気軽に行ける所ではない」と認めた上で、サファリツアーや文化体験ツアーなど滞在型観光の需要を掘り起こす意向を示した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092001010&;g=eco