千葉県印西市が、市内のビルを所有する会社から20年間にわたって固定資産税2億円余りを誤って余分に徴収していたことがわかり、印西市は会社側に謝罪するとともに、今後、加算金も含め3億円余りを返還することにしています。
印西市資産税課によりますと、先月、市内のオフィスビルを所有する会社から固定資産税の額について、「建物の実態と評価が違うのではないか」という指摘があり、調べたところ、平成9年度から20年間にわたって固定資産税を誤って余分に徴収していたことがわかりました。
余分に徴収していた税額は、市が時効と定める1年分を除いて2億2770万円に上るということです。
このオフィスビルは主な構造が実際には「鉄骨」ですが、より評価額が高い「鉄骨鉄筋コンクリート」として計算されていたため、税額が過大に算定されていたということです。
印西市は会社側に謝罪していて、今後、利子に当たる加算金も含め、3億円余りを会社に返還することにしています。
印西市資産税課は「市政の信頼を損ね、深くおわび申し上げます」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170919/k10011148281000.html