<日本一の芋煮会>2代目鍋太郎の引退に市民ら拍手 25年で80万食提供
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170918_53001.html
直径6メートルの大鍋で芋煮を作る山形市の秋の風物詩
「日本一の芋煮会フェスティバル」(実行委主催)が17日、
同市の馬見ケ崎川河川敷であった。
「2代目鍋太郎」の愛称で親しまれる大鍋に里芋3トン、
牛肉1.2トン、しょうゆ700リットルといった県産の食材を投入。
油の代わりにバターを潤滑剤に使った芋煮会専用の重機ですくい上げ、
しょうゆ味の山形風芋煮約3万食を提供した。
経年劣化が進んだ鍋太郎は今年が最後の舞台。芋煮会の最後に
引退セレモニーが開かれ、25年間で計約80万食を提供した
鍋太郎に多くの市民らが拍手を送って活躍をたたえた。
馬見ケ崎川対岸に設置された直径3メートルの鍋では具材を
豚肉に変えた塩味の芋煮5000食分を作り、
来場者は味の違いを楽しんだ。
友人2人と訪れた酒田市の公務員大谷桃子さん(24)は
「自然の中で鍋を囲んで食べる芋煮は最高。豚肉と
みそを使った庄内地方の芋煮との違いが面白い」と笑顔で話した。
29回目の開催にちなみ、会場で「肉フェス」も同時開催。
尾花沢牛の牛串や山形県朝日町で飼育するダチョウを使った
フランクフルトのブースに長い列ができた。