埼玉、群馬の系列総菜店で購入した商品を食べた客が相次ぎ腸管出血性大腸菌O157に感染、東京都在住の
女児(3)が死亡した問題で、女児を含む感染者11人を出した「でりしゃす六供(ろっく)店」の調理担当者が
手袋をつけたまま会計のレジ打ちをしたほか、客の使うトングがなかったり交換していないなどの苦情が発生当時、
同市に複数寄せられていたことが14日分かった。
 発症した11人全員が8/11に総菜を購入していたことも判明。群馬県は改めて県内の系列全12店を順次、
立ち入り検査する。

「レジ担当者を見かけないことが多い」
「調理する人を(レジに)呼ばないと来ない」
「手袋をしたまま会計をしていた」
 前橋市の担当者は、こうした苦情を系列店を運営するフレッシュコーポレーションに伝え、注意を促したという。

 各総菜を大皿に載せ、客が好みの量をトングで盛りつける量り売り形式だったため、市側は店内での二次汚染を
疑っている。
 衛生管理面について、これまで市の調査で(1)トングの使い回し(2)使用期限が平成24年の塩素系消毒剤の発見
(3)まな板、包丁の使い回し(4)マニュアルの不備−などのずさんな実態が発覚。発症者の一人も「大皿のそばに
トングはなかった」と証言する。

(中略)

 店内のトイレは客と従業員が共用しているが、同社は調理場の従業員は調理場と、その他で靴を履き替えて
いたという。だが、市は同店で従業員が靴を履き替えてトイレに行くのを確認できなかったとし、
「客用の履き替えスリッパや足ふきマットを用意すべきだった」と指摘した。

 市は発症者11人全員が同じ8/11に購入していた事に注目。食材の製造元工場から菌は検出されていないため、
店内で特異なことがなかったか詳しく調べる方針だ。

詳細はそーすで
http://www.sankei.com/life/news/170915/lif1709150004-n1.html
総菜店のO157、発症の11人は同じ日に購入 「手袋のままレジ打ち」苦情多数