ことし6月から7月にかけ、坂井市の男性が弁護士などを名乗った詐欺グループのメンバーに現金など2500万円あまりをだまし取られた事件で、現金の受け取りに関わったと
してフィリピン人の男が詐欺の疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、埼玉県越谷市のフィリピン国籍で自称とび職のレイエス・アドリアン・ニコ容疑者(25)です。
この事件は、ことし6月、坂井市の70代の男性の自宅に「家族が購入した貴金属の代金が支払われていないため、裁判をおこす」といううその内容のはがきが送りつけられ、男
性が連絡を取ったところ、裁判を担当する契約会社や弁護士を名乗る詐欺グループのメンバーから「裁判を取り下げるためには供託金が必要だ」などと言われ、約1か月半の間に
2500万円あまりをだまし取られたものです。
警察はこのうち、男性が東京・新宿区内に宅配便で送った現金200万円の受け取りにレイエス容疑者が関わっていたとして、先月24日に詐欺の疑いで逮捕しましたが、中野区
内に送られた別の現金200万円の受け取りにもレイエス容疑者が関わっていたとして13日、再逮捕しました。
レイエス容疑者は調べに対し「荷物を受け取ったことは間違いないが中身がお金だとは知らなかった」と話しているということです。
男性は10数回にわたって指定された場所に現金や電子マネーカードを送っていて、警察では引き続き捜査を進めています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053901841.html