軍隊ってのは、国を守る為にはあらゆる行為が正当化される特異な組織なんだよ
だから六法という国内法規の拘束を受けず、特に戦時においては軍法で禁止されていない行為は全て許される(これをネガティブリストという)
だからこそ軍隊には軍事法廷という独自の法執行機関が設置されている

そして、ここが重要なのだが政治家が私的な権力を行使することに利用されないよう軍隊軍人は国家の元首の直属に位置する
かつての日本軍は天皇陛下の軍隊であった
現在もアメリカ軍は大統領の軍隊である
その正義は国民・国体を死守することにあり、だからこそ敵国へ対する殺人まで正当化される

それが軍隊
共産国の共産党の軍隊を除き、国民軍と呼ばれる近代の軍隊は例外なくそういうふうに出来ている

我が国の自衛隊は、法論理的に軍隊ではない、ということがこれで理解出来るか?
自衛隊は軍隊にならなければならない
警察予備隊のまま憲法解釈を代えてもダメなんだよ

つまり、現行の軍隊を放棄すると書かれた2項を残したまま3項に自衛隊云々明記したところで意味がないんだ

それを、
安倍首相自身が何も理解出来ていない!
ちゃんと考えて欲しいね