12日午前4時20分頃、大阪府箕面市下止々呂美の新名神高速道路の建設現場で、
作業員の溝岡拓磨さん(19)が解体中の足場から約30メートル下の地面に転落した。

溝岡さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。
箕面署の発表によると、現場では11日午後9時から計11人が足場の解体作業を始め、
高速道路面の真下に設置していた足場のパイプを取り外していたという。

新名神工事を巡っては、昨年4月、神戸市北区で橋桁が落下し、作業員2人が死亡、
8人が重軽傷を負った。今年6月にも、今回と同じ建設現場で、つり上げていた鉄板が落下し、
作業員1人が下敷きになり、死亡している。大阪労働局は7月、新名神の府内の各工事現場などに対し、
労働安全衛生法に基づく立ち入り調査を行った。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170912-OYT1T50062.htm