「車内待合所」が好評 冷房で快適、生徒は勉強 いすみ鉄道、夏限定設置
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いすみ鉄道の大多喜駅に初登場した空いている列車を活用した
「車内待合所」が、「勉強がはかどる」と沿線の生徒に好評だった。
暑い昼間の待ち時間を冷房の効いた車内で快適に過ごしてもらう狙いで、
8月末までの限定で設置された。沿線の中高生の要望で実現した。
「車内待合所」は8月4日にお目見えした。沿線の中学高校による
「中高生いすみ鉄道存続プロジェクト会議」で、「涼しい室内で
静かに勉強がしたい」との意見が出されたのがきっかけ。
同駅には冷房設備のある大型待合室はなかった。近年、猛暑が
続いていたこともあり、同鉄道が、要望に応えた。
もちろん一般客も利用できた。
開設時間は午前10時半〜午後3時。取材した日はオープンと
同時に生徒が乗り込み、参考書や教科書を開いて
“勉強列車”になっていた。
千葉県立大多喜高校3年生の高橋元將さん(17)は、
「涼しくて勉強がはかどる。今後も続けてほしい」と満足顔。
同鉄道の鳥塚亮社長は「これまで地域にお手伝いばかりしてもらった。
地元の人たちに役立ち、還元していきたい」と話していた。