もちろん、自衛隊の最重要任務は災害救助だが、日本国民の中には、災害救助以外の任務が自衛隊に与え
られる可能性を考え始めた人もいる」としている。
そのうえで「日本は唯一、核戦争の恐怖を経験した国であり、日本国民の戦争を放棄する憲法を守る姿勢は
揺るがない。しかし、一部のアナリストは『日本の平和主義の概念にはそもそも矛盾がある』と指摘している」と
し、日米研究協力センターのグラント・ニューシャム氏が「それはニセモノの平和主義。憲法中の平和主義条項は、
日本が脅威に直面しないことが前提になっている」と述べていることや、歴史学者のジョン・ダワー氏が「曖昧さの
ミアズマ(悪しき空気)」と称していることを紹介した。
さらに、現代日本文化が専門のカリフォルニア大学のサビーネ・フリューシュトゥック教授は、「日本の平和主義は
ブラックボックスのようなもの。『これまでそうだったんだから、これからもそうあるだろう』とみんなが考えている」と
指摘しているという。
http://www.recordchina.co.jp/b189300-s0-c10.html