中国恒大会長、7日間で資産を約9900億円増やす−アジア2位の富豪に
中国の不動産開発会社、中国恒大集団の許家印会長が保有する資産が過去7日間で90億ドル(約9900億円)増え、アジアで2番目の富豪に躍り出た。
許会長(59)は今年に入り資産を360.6%増やし、ブルームバーグ・ビリオネア指数が対象とする富豪の中で最も伸びが大きくなっている。金額ベースで見ると267億ドル増となり、純資産は341億ドル。
不動産販売の拡大や債務を低水準に抑える戦略への転換を受け、中国恒大の株価は大幅上昇。インドのムケシュ・アンバニ氏を抜いて許会長をアジア2位の富豪に押し上げた。
中国の不動産値上がりで同業界の有力者が持つ資産は軒並み拡大している。碧桂園(カントリー・ガーデン)の副会長を務める楊恵妍氏の資産は
年初から82億ドル増える一方、融創中国の孫宏斌会長は42億ドル増やした。
アジアトップの富豪は中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングの創業者、馬雲(ジャック・マ)氏。資産は449億ドルで34.7%増えた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-30/OVHH756KLVRA01