30日、群馬県富岡市のサファリパークで、インドネシア人の飼育員が世話をしていたゾウに踏まれ、腰の骨を折る大けがをしました。
30日午前10時ごろ、群馬県富岡市の「群馬サファリパーク」で、インドネシア人の35歳の男性飼育員が、世話をしていた重さ2トンのオスのスマトラゾウに鼻で倒され、足で体を踏まれました。
警察などによりますと、飼育員は腰の骨を折る大けがをして病院で手当てを受けています。
意識ははっきりしているということです。
飼育員は、技術交流のため、29日インドネシアから来日したばかりで、30日初めて放し飼いにされているゾウの世話をしていたところ突然、襲われたということです。
当時、サファリパークは営業中でしたが、近くに入場者を乗せた車はなく、影響はなかったということです。
警察は、一緒にいた同僚の飼育員から当時の状況を聞くなどして調べています。
「群馬サファリパーク」では、去年8月にも園内を巡回していた従業員が放し飼いにされていたツキノワグマに襲われ、死亡する事故が起きています。
「群馬サファリパーク」の川上茂久園長は「事故が起き、ご迷惑とご心配をかけて申し訳ありません。
よりいっそう安全対策に留意します」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1066115281.html