30代独身OL代表・梨奈さん(仮名・32歳)の趣味は、美術館めぐり。混雑する土日を避け、平日に有休をとってじっくり鑑賞するのが楽しみだという。
この夏もあちこちの美術館の企画展へと、足を運んでいた。
「その日はSNSで知り合った美大男子と、某美術館へ行くことになりました」
ネットで情報交換しているうちに意気投合した彼とは、あくまでも同じ趣味の仲間という感覚だった。
「私より10歳も下だし、とてもそういう対象では…」
そんな安心感もあり、会ってみる気になったのだ。
「真面目な学生さんで、西洋美術にも詳しいし、一緒に観たら楽しいんじゃないかって」
待ち合わせ場所に現れた彼は、色白で細身のいかにもアート系といった雰囲気の若者。
「結構おしゃれだしモテそうだけど、チャラいところがないので安心でした」
その彼と仲良く二人して、某美術館の企画展を鑑賞していた。
すると…梨奈さんは同行の彼の様子が、少しヘンなことに気づいたのだった。
「ある絵の前で立ち止まって、ずっと動かないんです。こういう感じの絵が好みなのかしら、と思ってたんですが…」
やがて彼は、絵に見入りながらハァハァと、息を荒らげ始める。ふと視線を下へずらすと、ズボンの前が不自然に盛り上がっていたのだった。
「嫌だ、美大生のくせに裸の絵で興奮しちゃってる…と意識すると、私も何だか微妙な気分になって」
急に痴女化した梨奈さんは、いつまで突っ立ってるの、早く次へ行きましょうという意味を込め、そのもっこり部分を指でツンツン突っついた。
「すると彼ったら『あひゃひゃ』ってヘンな声を出して…へなへなと腰を抜かしたみたいに座り込んだんです。そして『ああ〜今ので発射しちゃいました。パンツをはき替えないとヌルヌルして気持ち悪いです』って! 若い男の子ってそんなに敏感なのって…私もビックリでした」
早々に美術館を出た二人は替えのパンツを購入すると、近くのホテルへとシケ込んでいた。当然の成り行きである。
「裸婦像を見てたらお姉さんの裸を想像しちゃって…と、暴発の理由を打ち明けてくれたときは、正直、悪い気はしませんでしたね」
真面目な美術鑑賞が思わぬきっかけで、セックスへと発展してしまったというお話。
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