6月末にリリースされて話題となった買い取りアプリ『CASH』を覚えているだろうか。買い取って欲しい商品の
写真を撮影すると自動的に査定されその後即振り込まれ、2ヶ月以内に商品を送ればいいというもの。

カテゴリから商品とコンディション(状態)を選ぶと査定金額が表示される。このカテゴリの商品とコンディションで
値段が決まるようなもので、写真撮影は意味がないという指摘もあった。

サービス開始から16時間という早さでサービスが停止してしまった『CASH』だが、本日約2ヶ月ぶりに復活となった。

変更点は、2ヶ月という期間が2週間になり、1日にキャッシュできる金額の上限が設定されるようになった。
1日1000万円に設定されており、全ユーザーで1000万円のキャッシュ化することによりその日の取引は終了となる。
「アプリにも「本日はキャッシュの上限に達したため終了しました」と表示される。この1000万円は翌日11時にリセットされる。

■法務省「調査する」
編集部が法務省に問い合わせたところ「個別で回答はできないが調査する」との回答が得られた。
しかし運営会社BANKは違法性はないとしている。

また金融庁は「出資法となると二条の部分は預かり金となるので、貸しだしとはまた違って来るのですね。
出資法そのものになると管轄は法務省になります。今の話ですと貸金業法になると思いなり、貸金業法になると私どもの管轄です。
貸金業者の登録を見ても株式会社バンクでは登録されてないですね」と回答。

これの何が問題なのかというと、『CASH』は金利15%で年利で換算すると90%となる。しかし貸金業でなく、
買い取りなのでその辺は問題ないという意見もある。運営会社は買い取りと言っているが形式的には「質屋」であるため
その上限がないとのこと。ただ、再開後は上記の15%が無料に変更されている。つまりキャッシュされた金額を
そのまま返金すれば商品が戻って来る形式になった。

8月24日、編集部はBANKに取材を申し込んでいるが返事が来ていない。取材出来た際には具体的な話を聞きたいと思う。

http://gogotsu.com/archives/32529

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