8月21日、スイスのコープの店頭でミールワームと野菜を材料とするハンバーグ、ツミレが登場した。この食品はスイスのスタートアップ「エッセント」の製造。
「エッセント」は美味で栄養価値が高く、普通の食肉製品とは異なり環境にやさしいと太鼓判を押している。ガーディアン紙が報じた。
スイスでは5月、他の欧州諸国に先駆けてコオロギ、バッタ、ミールワームを成分とする食品の販売が許可された。法律ではこうした昆虫の養殖は厳格な監視の
もとで行われねばならず、しかも最初の3世代は店頭で販売される食品には用いてはならないことになっている。生産者らにはこうした厳しい制限をクリアするために
数か月が要されたため、5月の許可からようやく8月で製品が販売にこぎつけた。
ミールワームは鳥や小形動物、両生類、爬虫類、大型観賞用魚類の餌に使われるほか、釣り餌にも利用されている。
コープコーポラティブはスイス第2のチェーンスーパー。2015年の調べではスイス国内で2213店舗が営業している。
2013年、国連が発表した調査では食品生産に十分な量の食糧を調達することが難しくなっているとして、大型の昆虫を食品に使うことが進言されている。
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