ことし3月、千葉県松戸市の小学生の女の子が殺害され、通学路の見守り活動に参加していた男が起訴された事件を受けて、見守り活動の意味を改めて考えようという講演会が地元で開かれました。
この事件を受けて、22日に松戸市で開かれた講演会には通学路の見守り活動にあたっている市内の防犯指導員などおよそ350人が参加しました。
この中で警察庁科学警察研究所の原田豊特任研究官は見守り活動の意味について「海外の研究でも地域の見守り活動は犯罪の抑止に効果があると報告されている」と述べました。
そのうえで、活動に参加しているボランティアなどが通学路の危険な場所を記録し、
その情報を学校や保護者などと共有する取り組みの例を紹介し、地域全体で見守り活動を継続するべきだと訴えました。
講演会のあと松戸市防犯協会連合会の恩田忠治会長は「地域と関係団体が積極的に情報共有しながら犯罪のないまちづくりを進めたい」と話しました。
女児殺害事件受け見守り活動を考える講演会 千葉 松戸
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170823/k10011108041000.html