22日朝早く、長崎県平戸島沖の海上で、押船と呼ばれる台船などを動かす船が沈没し、これまでに男性4人が救助されましたが、このうち1人が意識不明の重体となっているほか、乗っていたほかの2人の行方がわからなくなっており、海上保安部などが周辺を捜索しています。
長崎県の佐世保海上保安部に入った連絡によりますと、22日午前4時前、長崎県平戸島の北東4キロの海上で、貨物を載せた台船などを押して動かす、押船の「第六あおい丸」(98トン)が沈没したということです。
海上保安部や消防によりますと、乗っていた男性1人がまもなく近くにいた船に救助されたほか、午前8時すぎにも男性2人が救助され、平戸市内の病院に搬送されたということです。
3人はいずれも意識はあり、会話もできる状態だということです。
また、午前9時前に男性1人が救助されましたが、消防によりますと意識不明の重体だということです。
さらに、船に乗っていた2人の行方がわからなくなっていて、海上保安部などが捜索にあたっています。
長崎地方気象台によりますと、当時、平戸市沖の天候は晴れで高い波は観測されず、海上警報は発表されていませんでした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170822
/k10011107061000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170822/K10011107061_1708221003_1708221006_01_03.jpg