山梨県山梨市の職員採用試験の成績改ざん事件で、贈賄容疑で逮捕された元山梨市収入役の住職、滝沢博道容疑者(73)は逮捕前、山梨市内の自宅などで読売新聞の取材に応じ、
同県甲州市立大和中学校校長・萩原英男容疑者(57)を、当時市長だった望月清賢容疑者(70)(虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕)に引き合わせ、商品券を渡すよう助言したと
説明する一方、賄賂については否定し、「土地の風習だ」と説明していた。
滝沢容疑者は1969年に同市職員になり、2003年から1年間、市収入役を務めた。出身地区が同じだった望月容疑者とは以前から付き合いがあり、市長就任後は市の幹部人事を提案したこともあったという。
滝沢容疑者によると、知人の萩原容疑者から息子が市職員採用試験を受験したことを聞いたのは、今年1月中旬。滝沢容疑者は取材に対し、「旧知の市幹部に合否を尋ねると、『補欠で、
採用されるかは分からない』と返答があった。それをそのまま(萩原容疑者に)伝えただけで、私から口利きはしていない」と説明した。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/20170822-OYT1T50026.html