東京都心は、18日未明と午後2時ごろに弱い雨を観測し、これで18日連続の雨となった。
大阪・茨木市の空をとらえた、18日午前7時20分に撮影された映像。
次の瞬間、稲光とともに、雷が落ちる様子がとらえられていた。
激しい雨により、市内では道路も冠水。
車は、水しぶきを上げながら走行していた。
停滞する低気圧の影響で、局地的に発達した雨雲は、東海地方にも記録的な大雨をもたらした。
岐阜県では、午前1時までの1時間に、岐阜市、本巣市付近で、およそ120mmの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が、県内では合計4回出された。
トンネル内の道路も冠水。
出口付近では雨水が激しく打ちつけていた。
雨水は、山の斜面からもあふれ出し、土砂や枝などが道路に流れ込んでいた。
夜明けとともに明らかになった、豪雨の爪痕。
美濃市内を走る長良川鉄道の線路は、流れてきた土砂で一部が埋まり、現場では復旧作業に追われていた。
土砂崩れの被害は、家屋にもおよんだ。
斜面から崩れた土砂は、住宅の窓を破壊し、一部が室内へと流れ込んでいた。
土砂が入った家の住人は「雷が落ちたと思った。ドーンという音がして、窓を開けてみたら、裏山が崩れていた」と話した。
午後になると、局地的な雨は関東地方でも観測された。
千葉・成田空港では、航空機が車輪から大きな水しぶきを上げて着陸。
午後2時から3時までの雨雲レーダーを見ると、千葉県の一部で30mm以上の雨を表す、赤い表示が確認できた。
東京ディズニーランドでも、急な雨に見舞われ、視聴者が撮影した映像には、子どもを抱えた女性が、急いで雨宿りに向かう姿がとらえられていた。
一方、東京都心は18日、30.2度と、5日ぶりに真夏日を観測した。
東京・練馬区にある「としまえん」では、多くの客が、戻ってきた夏を満喫。
しかし、午後1時半の水温は25度と、少し低めだった。
東京都心では、18日未明と昼すぎに雨を観測し、これで18日連続の雨となった。
としまえん担当者は「天候に恵まれず、マイナス幅も大きくなっております」と話した。
この記録的な長雨の影響もあって、としまえんでは、7月1日から8月17日までの入場者数は、14万8,685人。
2016年に比べ、実に4万8,000人も減った。
この緊急事態を受け、としまえんは21日から、大人4,500円の夏の1日券を、1,000円割引することを決めた。
長い雨で悲鳴が上がる夏の行楽地。
18日、湘南エリアのビーチへ向かうと...。
神奈川・鎌倉市の由比ガ浜海水浴場の海水浴客数は、2016年の8月上旬より4割も少ない、およそ21万人にとどまっている。
この時期、多くの人が目当てに訪れるのが、湘南名物シラス丼。
しかし、この夏の味にも、悪天候の影響があった。
店員は「雨の影響なのかわからないですけど、(ピークに比べると)7割くらい。きょうも駄目でした(取れなかった)シラスは」と話した。
長雨の影響で客足は伸びず、シラスそのものも、天候などの影響からか不漁だという。
東京は、来週の22日まで曇りや雨の予想。
もし22日まで雨が続くと、8月の雨の連続記録1位タイに並ぶ。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170818-00000646-fnn-soci
