真庭市の蒜山地方に伝わる盆踊りで、国の重要無形民俗文化財に指定されている大宮踊の会場を彩る切り絵、「シリゲ」の作品展が真庭市で開かれています。
「シリゲ」は蒜山地方の伝統的な盆踊り、大宮踊の会場で灯ろうにつり下げられる切り絵です。
人や動物などの模様が浮かび上がるように、和紙が刃物を使って切り抜かれています。
作品展は、若い世代に地域の伝統工芸を体験してもらおうと毎年、蒜山郷土博物館で開かれていて、ことしは地元の小中学生や一般の人の作品あわせて220点あまりが展示され
ています。
このうち、最優秀賞に選ばれた蒜山中学校2年生の浜竹凛夏さんの作品は、1羽のフクロウの迫力ある姿が切り抜かれています。
このほかにも朝顔や金魚など夏をイメージさせる作品や、ことしのえとにちなんだ鳥の作品なども数多く展示されています。
蒜山郷土博物館の学芸員、深見かづみさんは「蒜山の伝統を受け継いだ子どもたちの作品を見に来てほしい」と話していました。
「シリゲ」の作品展は、今月31日まで蒜山郷土博物館で開かれています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4025869551.html