8日、鳥取市内の用水路で国の特別天然記念物のコウノトリの雄、1羽が死んでいるのが見つかりました。
このコウノトリは、親鳥が誤って撃たれたために一時保護されたあと、島根県雲南市で放鳥された4羽のうちの1羽であることがわかりました。
死んでいたコウノトリを先月、撮影した映像です。
鳥取県によりますと、先月下旬ごろから現場周辺にいるのが目撃されていたということです。
このコウノトリは、ことし5月に親鳥が誤って撃たれたために一時的に兵庫県の施設に保護されていた4羽のうちの1羽で、先月、島根県雲南市で自然に帰されていました。
鳥取市気高町の用水路で、8日午前6時半ごろ、コウノトリの雄1羽が死んでいるのを近くに住む人が見つけ、鳥取県の出先機関に連絡し、放鳥されたうちの1羽と確認されまし
た。
目立った外傷はなく、死因は分からないとしています。
島根県雲南市によりますと、残る3羽は、きのう現在、雲南市の周辺で元気に過ごしている様子が確認されているということです。
雲南市は「放鳥した4羽がそろって健やかに成長することを願っていたが、大変残念で悲しい結果になった。残る3羽を引き続き温かく見守っていただきたい」とコメントしてい
ます。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/4045933451.html