日田市内の認定こども園で下痢や腹痛などの症状を訴えた園児16人から、病原性大腸菌O111が検出されました。いずれも症状は軽く、快方に向かっているということですが
、県では集団感染とみて調べています。
県によりますと、先月28日、日田市内の認定こども園に通う女の子が下痢や腹痛などの症状で医療機関を受診したところ、便からO111が検出されました。
このため、医療機関から届け出を受けた保健所が、女の子が通うこども園の園児や職員など合わせて112人を調査した結果、6日までに0歳から2歳までの16人の園児からO
111が検出されたということです。
このうち、15人には下痢や腹痛などの症状が出たということですが、いずれも軽く、全員が快方に向かっているということです。
県はこども園で集団感染したとみて調べていますが、原因や感染経路についてははっきりと分かっていないということです。
O111などの病原性大腸菌は、牛などの家畜の腸内やヒトの便などに含まれる毒性の強い細菌で、この菌に汚染された食品や水を口にしたり、菌が付着した物に触れたりするこ
とで感染します。
県健康づくり支援課の藤内修二課長は「夏は特に感染することが多いので、手洗いを徹底することや食肉などは十分加熱することなど感染対策をしっかり行ってほしい」と話して
いました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5075851651.html