ザウバーの新チーム代表に就任したフレデリック・バスールが、今後は中団グループチームのトップを目指していきたいと語った。
■大きく体制が変わったザウバー
1993年にF1参戦を開始したスイス国籍のF1チームであるザウバーは今年で参戦25年目という節目を迎えている。この間2006年から2010年までは
BMWがチームオーナーとなり、BMWザウバーとして参戦していた時期もあるが、BMW撤退後にはチーム創設者のペーター・ザウバーが
再びチームを買い取って参戦を継続してきていた。
そのザウバーも近年は恒常的な資金不足に苦しみ、2016年にはスイスのロングボウ・フィナンス社にチームを売却。
それに伴ってペーター・ザウバーもチーム運営から完全に離脱している。
2012年にチーム代表に就任していたモニシャ・カルテンボーンがその後もチームを率いていたが、新オーナーとの方針の相違により
今年6月に突然解任されてしまい、7月中旬にその後任として新チーム代表に就任したのがバスールだった。
■今のザウバーは安定しており今後に期待できる
バスールがザウバーの新代表となって最初に行った大仕事はホンダと締結していた2018年のパワーユニット供給契約を白紙に戻したことだった。
そしてザウバーはその直後に来季以降もフェラーリからパワーユニット供給を受けることを決定している。
「ほかのチームとの比較においても、施設は素晴らしいし、風洞もいいものがある。そしてチームスピリットだって昨年エンストン(ルノー本部)で
見てきたものに引けを取らないと思っているよ」
http://www.topnews.jp/2017/08/07/news/f1/162033.html