【中国】海外でのカード利用報告義務、21日から
8/7(月) 11:30配信
NNA
中国国家外貨管理局は3日、中国の銀行カードが海外で使用された情報を同局へ報告するようカード発行銀行に義務付ける新制度について、21日から試験運用を開始すると発表した。正式な運用は9月1日からだが、実質的に前倒しで情報収集を始める形となる。
同局は各地の分局と銀行に対し、21日までに情報収集と報告に必要なシステムなどの準備を終わらせるよう指示。各行は21日から毎日正午までに前日の自社カードの海外取引情報を同局へ報告しなければならず、
正式開始日の9月1日までに報告体制が整わなかった場合は、その銀行のカードによる海外取引を停止させるとした。
国家外貨管理局は6月、同制度を9月1日から開始すると発表していた。目的はマネーロンダリング(資金洗浄)やテロへの資金供与、脱税対策のほか、銀行カードの海外利用についての透明性や統計データの質、
量の向上。銀行カードを使った海外での現金の引き出しと、1,000元(約1万6,400円)以上の消費が報告の対象となる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000001-nna_kyodo-cn