5日午後、北アルプスの七倉岳で、下山途中だった兵庫県の76歳の男性が、尾根から滑落して死亡しました。
5日午後2時20分ごろ、北アルプス七倉岳の七倉尾根の標高およそ1200メートルの地点で、兵庫県西宮市のパート従業員、横正了さん(76)が滑落したと、一緒にいた男
性が近くの山小屋に助けを求めました。
山小屋に常駐していたパトロール隊員からの通報で警察が捜索したところ、尾根から100メートルほど下の沢沿いで横正さんを見つけ、午後4時すぎに救助しましたが、横正さ
んは、全身を強く打っていてその後、死亡が確認されました。
警察によりますと、横正さんは、友人の男性と2人で今月3日から4泊5日の日程で扇沢登山口から北アルプスを縦走する計画でしたが、七倉岳に登頂したあと計画を変更し、七
倉登山口に向けて下山する途中だったということです。
警察は、一緒に登山をしていた男性から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1016104961.html