広島市佐伯区の市立中学校で7月、3年生の女子生徒(14)が校舎から転落して死亡した問題で、市教委は4日、女子生徒に対して他の生徒から悪口などのいじめがあったことを明らかにした。
市教委などはいじめによる自殺の可能性もあるとみて、生徒への聞き取りなど詳しい調査を進める方針。
学校側は当初「5月に実施したアンケートでいじめは確認されなかった」としていた。学校や市教委によると、改めて教員への聞き取りをした結果
、授業中などに悪口やからかいを7件確認したという。女子生徒の遺族は「いじめを苦に自殺した」と訴えており、市教委は「いじめはあったと認定したが、死亡との因果関係は不明」としている。
女子生徒は先月24日午前7時半ごろ、学校の駐車場で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。【東久保逸夫、竹下理子、小山美砂】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000098-mai-soci