連日暑さが続く京都市のお寺で、ムクゲの花が涼しげな様子で咲いています。
京都市上京区の西林寺では、本堂を囲むように植えられたムクゲの花が、時折吹く風に涼しげに揺れています。
西林寺は平安時代に建てられましたが、そのころから境内にはムクゲが咲いていたと伝わっています。
ムクゲは、早朝咲いて夕方にはしぼむ一日花ですが、つぼみが次々と開花するため長い期間楽しむことができます。
また直径10センチほどの白やピンク、赤紫の花は、夏の茶室を飾る茶花としても用いられます。
西林寺の山本真照住職は、「ムクゲは一日でしぼんでゆきます。毎日毎日、人間も大事な生き方をするような心構えで見ていただければいいと思います」と話していました。
西林寺のムクゲは、今月いっぱい楽しめるということです。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014441101.html