南国を代表する果物のバナナが香川県三木町の住宅の庭で実がなり、青々と色づいていて、専門家は「屋外で実がなるのは非常に珍しい」と話しています。

香川県三木町の溝渕稔さん(57)は、自宅の庭を南国のような雰囲気にしようと、パパイヤやグアバといった果物を植えて栽培しています。
この庭に去年の夏、バナナの苗を植えたところ、今では高さ2メートルほどにまで成長し、今月に入って実がなったということです。

実がなったのは「アイスクリームバナナ」という甘い味が特徴の品種で、青々とした15センチほどのバナナがたわわに実っています。
28日は、溝渕さんがバナナの実に栄養を行き渡らせるため、実の先についた大きな花を切り落とす作業を行いました。

バナナの栽培に詳しい静岡県にある熱帯植物園、熱川バナナワニ園の清水秀男学芸員によりますと、バナナは主に亜熱帯などで栽培される植物のため、
国内で栽培しようとすると冬の寒さで枯れてしまうことが多いということで、「温室ではなく屋外でバナナの実がなるのは非常に珍しい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170728/k10011078971000.html
※動画有り