<森友学園>大阪府が私学設置基準改正案を審議会に報告
7/27(木) 23:30配信
大阪市の学校法人「森友学園」の小学校設置認可の虚偽申請問題を巡り、大阪府は27日、私立学校設置認可基準の改正案を府私立学校審議会(私学審、梶田叡一会長)に報告した。
条件付きでの「認可適当」という答申の表現を「継続審議」に変更することなどを盛り込んだ。早ければ来年から適用する方針。
改正案では、条件を達成しないと認可適当にならない場合は「継続審議」と答申する。「認可適当」の表現も「適当」に変更する。認可時期については開校する前年度の3月末と
していたが、入学希望の児童・生徒に配慮し、半年前倒しして前年度の9月末に早める。
申請書類は、国の大学設置の認可申請書類を参考に新たに作成。財務面でのチェック体制を強化したほか、虚偽申請が発覚した場合には5年間は再申請ができなくした。
森友学園の問題では条件付き認可適当という答申の扱いを巡り、申請を取り下げた籠池泰典前理事長が「はしごを外された」と府を批判。表現が誤解を招きかねないとの指摘が
上がっていた。
梶田会長は「今までは性善説でしてきた部分があるが、今回の問題を教訓に誰もが納得する形にしなければならない」と述べた。橋本正司・府私学監は「今後はこのような事態が
起こらないようにしたい」と話した。【岡崎英遠】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000134-mai-pol