長崎新幹線「全線フル規格化」で…JR九州社長
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170725-OYT1T50124.html
博多―長崎間を結ぶ九州新幹線長崎(西九州)ルートについて、
JR九州の青柳俊彦社長は25日、一般の新幹線と同じ「全線フル規格化」での
運行が望ましいとの考えを表明した。
この日、都内で開かれた与党の検討委員会では、フリーゲージトレイン(FGT)の導入を
事実上断念する意向を示した。
FGTは、車輪の間隔を変えて、レール幅の異なる新幹線と在来線を乗り継ぎなしで運行できる新型車両。
検討委は非公開で開かれ、会合後、青柳社長が報道陣の取材に応じた。
新幹線長崎ルート 佐賀県、フル規格効果認める 財政負担で難色は変わらず
http://www.sankei.com/region/news/170630/rgn1706300077-n1.html
佐賀県議会は29日、佐賀空港・新幹線問題等特別委員会を開き、九州新幹線長崎ルートについて議論した。
同ルートは、新型車両フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発遅れから、
全線を新幹線で結ぶ「フル規格」を求める声も上がる。
佐賀県執行部側は、財政負担からフル規格に難色を示す一方、時短などの効果は認めた。 (村上智博)
特別委員会で佐賀県の坂本洋介・地域交流部長は「全線フル規格化した場合、
新たな財政負担800億円を、県は抱えきれない。フル規格について議論できる環境にはない」と従来の主張を繰り返した。
一方で「県の財政負担を考慮せずに機能面だけでいえば、FGTよりも全線フル規格の方が
(時短などの)効果が大きいと認識している」とも答えた。