スマートフォンなどに使われる「リチウムイオン電池」が発火するなどした事故は、昨年度までの5年間に270件余りに上っていて、
NITE=製品評価技術基盤機構は、リコールの対象の製品は速やかに使用をやめるとともに、誤った使い方も事故につながるとして、
ふだんから丁寧に扱うよう呼びかけています。
「リチウムイオン電池」は携帯電話やパソコンなどに広く使われている一方で、発熱したり発火したりするケースが相次いでいて、
昨年度までの5年間にNITEに報告された事故は274件に上っています。
このうち75件が火災などにつながったほか、やけどなどのけがをしたケースも4件ありました。
原因別に見ると、製品の不具合によるものが127件と最も多く、このうち、リコールの対象となっていた製品の事故は68件と半数を
占めている一方、リコールの対象外のものも60件近くありました。
また、原因がわからないケースも28件に上っていますが、どのケースでも、落として変形した電池をそのまま使うなどの誤った使い方が
目立つということです。
NITEは、リコールの対象の製品は速やかに使用をやめるとともに、無理な力を加えるなどの不注意や間違った使い方が事故のリスクを
高めることから、丁寧に扱うよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170727/k10011076531000.html