アスリートは、トレーニングで月経が止まることも。
この症状、実は「月経前症候群」通称「PMS」というそうだ。水泳のパフォーマンスにも影響はあったが、適切な対処ができればだいぶ改善できるようになった。
選手が体調の変化を感じたときに、
このことが広く認知されていれば、と思う。
所謂生理痛や、過多月経による貧血などで悩んでいる選手も少なくない。
強い月経痛は「月経困難症」と呼ばれ、将来的に子宮内膜症を引き起こすこともあるという。
さらにアスリートには、過酷なトレーニングによる無月経という問題もある。
「月経がないから楽」と安易に考えるわけにはいかない。無月経とは3カ月以上月経が停止している状態を表し、
そのうち運動が原因であるものを「運動性無月経」という。
その最大の原因はエネルギー不足と言われていて、過度な食事制限やオーバートレーニングによって引き起こされる。体重を減らすためのトレーニングなどでエネルギー不足が続くと、
女性ホルモン分泌量が低下する。
中でもエストロゲンは骨量の維持に関わっているので、運動性無月経は骨密度の低下につながる。
そして、弱くなった骨に運動負荷がかかることで、
疲労骨折の原因になってしまうのだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170726-00828537-number-spo&p=2