ミャンマーでは大雨の影響で川が増水し、中部の町では川岸にあった仏塔が川に流され、国民の多くを仏教徒が占めることから、地元の人たちの間には衝撃が広がっています。
ミャンマー中部の町パコックでは、熱帯低気圧の影響で数日間雨が降り続き、町を流れる川が増水しました。
観光客が今月20日に撮影した映像には、増水した川の濁流が川沿いにあった釈迦の遺骨を納めた仏教の施設、仏塔の土台部分にまで押し寄せ、仏塔そのものが少しずつ傾いていく様子が映されています。
そして次の瞬間、金色の仏塔がゆっくりと川側に傾き出すと、わずか30秒ほどで完全に濁流に飲み込まれて流されました。
映像からは悲鳴のような叫び声が聞こえるなど、その様子を見ていた人が混乱している様子がうかがえます。
ミャンマーは、国民の8割以上が敬けんな仏教徒で、信仰の象徴の一つである仏塔が一瞬のうちに失われるという出来事に、地元の人たちの間には衝撃が広がっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170723/k10011071001000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170723/K10011071001_1707232143_1707232145_01_03.jpg
http://youtu.be/iC3wBub0QRg