ただ今回、具体的に何がどのルールに違反したのかについての説明はなく、菅野さんはその処分に疑問を抱いているという。

「どの文言が問題とされたにせよ、私は差別を扇動したり他者を傷つけることを目的とするようなtweetをしたわけではありません。
また、特定アカウントに嫌がらせ目的でメンションし続けたりするようなこともしていません。
これらの様子は、まだTwitterに残っている私の過去ログを見ていただければ明らかだと思います」

「Twitterを見渡せば、明らかな差別扇動目的の書き込み、いわゆる『差別語』を意図的に使った投稿、
特定個人・特定属性アカウントへの執拗な嫌がらせが横行しています。また、そのような行為をもっぱらとする有名アカウントも多数存在します」

「そうしたことを考え合わせると、今回の措置が果たして妥当なのか、当事者としていうのはおこがましいのかもしれませんが、甚だ疑問に思います」

「どこが悪いか明記してほしい」

菅野さんがいま、一番知りたいことは、「何が、どうダメだったのか」という点だという。

「私としては、『どこが悪いか』をしっかり明記してほしいという気持ちでいっぱいです。
そうでないと、議論のしようも検討のしようもなく、また、改善のしようもありません」


Twitter社は……

何がダメだったのか。

BuzzFeed NewsはTwitter社に問い合わせをしたが、回答は「個別の件にはお答えできかねる」というものだった。

異議申し立てについて尋ねたところ、問い合わせフォームを紹介された。
また、発言がアウトかどうか、どのような体制でチェックしているのかも質問したが、答えはなかった。