雨が少ない影響で、5日から取水制限が行われている荒川水系にある埼玉県秩父市のダムで、報道関係者を対象とした説明会が開かれ、ダム底の一部が露出している様子などが確認できました。
東京都と埼玉県に水を供給している荒川水系では、雨が少ないため、流域のダムの貯水量が平年を大きく下回り、関東地方整備局などは5日から10%の取水制限を行っています。

荒川水系で取水制限が行われるのは20年ぶりで、7日は上流部にある秩父市の浦山ダムで、報道関係者を対象とした説明会が開かれました。

この中では、水資源機構の職員が、浦山ダムの貯水量は7日午前0時現在で、2335万トンと平年の71%にとどまっていることを説明しました。

続いて、ダムの上流部に車で移動すると、水が減ってダム底の一部が露出している様子が確認できました。

気象台によりますと、ことし1月から先月までの秩父市の降水量は、合わせて258ミリと平年の半分近くにとどまっているということです。

水資源機構の尾島知課長は「来月にかけて水の需要がピークとなるので、大切に水を使って節水に協力してほしい」と話していました。

取水制限の荒川水系のダム 底の一部が露出 埼玉
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170707/k10011048851000.html