カージナルス4−3マーリンズ
マーリンズのイチロー外野手(43)は「7番・右翼」で出場し、3打数2安打1四球だった。7戦ぶりの先発で
マルチヒットを記録し、打率は.222。メジャー通算3054安打とし、パナマ出身のロッド・カルーのもつ
米国外出身選手の最多通算安打記録3053安打を抜くと同時に歴代単独24位に浮上した。
この日最後の打席となった八回の第4打席。イチローが中継ぎ左腕、シセルが投じた134kmのスライダーを
鋭く中前へ弾き返した。
初回の左前打と合わせて2安打。シアトル凱旋で今季1号を放つ等した4月19日のマリナーズ戦以来となる
マルチ安打で通算3054安打とし、ツインズとエンゼルスで活躍したカルーの記録を抜いた。
その数字は米国以外の国で生まれた選手の最多安打記録でもあったが、試合後イチローは開口一番
「誰の記録かということが重要」と言い放った。
カルーの生涯打率は・327。イチローと同じ左打ちの安打製造機だ。
2人の打撃スタイルだけでなく、体型も似ていることからイチローも「僕と比較される時に
ロッド・カルーの名前をよく聞いた」と話す。
しかし、イチローにとってカルーの存在が大きい理由はそれだけではない。
「実際に会った時に言葉はもちろん分からないですが、なんか、こう、あふれる空気が、すごい僕のことを
気に掛けている空気がね、伝わってきて」
イチローが初めてカルーと対面したのは09年5月、ミネソタのメトロドームで行われたツインズ戦の試合前。
昨年8月にメジャー通算3000安打を達成した後には手紙ももらっている。
米国外出身選手の安打記録を更新したことを問われると「それ(カルーの記録を抜いたという事実)よりも
重要なことではない。ロッド・カルーであったということ、それが特別ではありますけどね」と言った。
詳細はそーすで
https://www.daily.co.jp/mlb/2017/07/07/0010348265.shtml
イチローがカルー超えを「すごい特別」と言ったワケ「王さんに通じる雰囲気がある」