(1/2)
超高速の自転車ダウンヒルバトルを制する「最強の空力ポジション」はどれなのか?
http://gigazine.net/news/20170704-cyclists-the-edge/
世界最大の自転車レースとして知られる「ツールド・フランス」の
2016年大会を制したのはイギリス人のクリス・フルームでした。
ツールド・フランス2016の第8ステージで、フルームは「super-tuck」と
名付けられた独特のライディングポジションでダウンヒルを
独走したことで、「下りで最も速いポジションはどれか?」という
議論が沸き上がっています。
Techniques that give cyclists the edge in Tour de France | Daily Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4661274/Scientists-reveal-effective-cycling-positions.html
フルームによるsuper-tuckスタイルは、以下のムービーの100秒以降で確認できます。
IMPRESIONANTE VELOCIDAD EN EL DESCENSO DE CHRIS FROOME EN LA ETAPA 8 DEL TOUR DE FRANCIA - YouTube
https://youtu.be/6UsQs9Y-li4
super-tuckは、ハンドルに覆い被せるようにトップチューブに
またがるスタイル。下りが得意ではないフルームがダウンヒルで
猛アタックをかけた様子は、その不格好なライディングポジションも
相まって、ツールド・フランス2016で最も印象的なシーンの一つに
なりました。なお、フルーム曰く、super-tuckは「瞬間的な出来事」との
ことで、前輪の安定性を欠く恐れがある危険なスタイルであるため、
他のライダーにはオススメできないとのこと。
真似するなと言われるとむしろ興味を引かれるもので、流体力学の
専門家のアイントホーフェン工科大学教授のロバート・ブロックン博士は、
フルームのライディングフォームを含む、代表的なポジションについて
空力特性を研究しました。
(中略)
フルームのsuper-tuckは、定説通り空気抵抗の面ではそれほど
優秀ではないことが確認され、super-tuck以上に
優れたライディングスタイルがあることは予想どおりだったとのこと。
(続きは下の方)