県内で先月までのことし上半期に、飲酒運転で警察に検挙されたのは1100人あまりにのぼり、去年の同じ時期より250人以上増えたことが警察のまとめでわかりました。
上半期だけで1000人を超えるのは9年ぶりで、警察は、「規範意識が低すぎる」と話しています。
沖縄県警察本部のまとめによりますと、県内で先月までのことし上半期に、飲酒運転で検挙された人は1105人にのぼりました。
県内では去年、飲酒運転で検挙された人が全国で最も多くなりましたが、その去年の上半期よりも、ことし上半期はさらに261人多くなりました。
半年で1000人を超えるのは平成20年以来、9年ぶりです。
死亡事故につながるケースもあり、ことし2月には恩納村で酒を飲んだ当時、小学6年の男子児童がスクーターで事故を起こし、後ろに乗っていた中学生が死亡しました。
また、同じ月には、南風原町で40歳の男性が酒を飲んでオートバイを運転し街路樹に衝突して死亡するなど、ことしに入って飲酒にからんだ事故で3人が亡くなっています。
飲酒運転で検挙される人が増えたことについて、沖縄県警察本部は、「規範意識が低すぎる」としたうえで、「検挙されれば免許が取り消され、車社会の沖縄では生活や仕事に著しい影響が出る。酒を飲んだ人に声をかけて運転させないなど家族や友人、周りの人の協
力も必要だ」とと話しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5094844691.html