朝鮮半島から軍属などとして徴用され、沖縄戦で犠牲になった人たちを追悼する慰霊祭が17日、読谷村で行われました。
72年前の沖縄戦では、朝鮮半島から軍属などとして徴用された人たちが命を落としましたが正式な記録がなく、亡くなった人数などはわかっていません。
毎年「慰霊の日」を前に朝鮮半島出身の戦没者を悼む石碑が設置されている読谷村で慰霊祭が行われていて、17日は、主催している市民団体などから60人ほどが参加しました。
まず1分間の黙とうをささげ、遠い沖縄の地で戦争に巻き込まれて犠牲になった人たちの冥福を祈りました。
その後ゴスペルやギターの演奏が披露され、参加した人たちは戦没者たちに思いをめぐらせていました。
慰霊祭を主催した市民団体の安里英子共同代表は「朝鮮半島の人たちに対しては県民も加害者の側面があるので、調査を行うなどして責任を果たしていきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093517581.html