北方領土のビザなし交流の日本語講師派遣事業で15日に国後島を訪れた日本人の講師と通訳ら4人が、持ち込んだ教材や資料をロシア税関に没収されていたことが分かった。
事業を実施する北方領土問題対策協会が16日、明らかにした。
同協会によると、来週から7月下旬まで、国後島の住民に日本語の授業をする計画で、没収された教材や資料は授業で使う予定だった。
ロシアメディアによると、没収は国外からの荷物持ち込みの上限を超えたためだという。同協会が日本の外務省と事実確認などを進めている。
事業は1998年に始まり、これまでは問題はなかったという。
今後、択捉島、色丹島にも講師を派遣することになっている。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/170616/wor1706160071-n1.html