日本の世論「下流」の人は他人と関わらない傾向(毎日新聞)
毎日新聞社と埼玉大社会調査研究センターが実施した世論調査である。
貧困と人間関係の貧しさに相関関係ができたと、専門家が指摘したという。
記事によれば、人とのかかわりという意味では、
「近所づきあいのある安心感と、他人と関わらない気楽さのどちらを選びますか」との質問に、
「上流」の56%、「中流」の46%が「安心感」を選んだが、「下流」は36%。
五つの層で見ると、「気楽さ」を選んだのは「下の下」が40%と最も高く、最も低い「中の上」では23%だった。
とある。自分を「下流」と思う人のほうが、人と関わる安心感より、人と関わらない気楽さを好む、ということだ。
家族との関わり方においても、
「親の面倒をみるのは子どもの務め」と思う人は「上流」で61%、「中流」は50%、「下流」は44%。
とある。親の面倒を見ることと、家族のつながりが深いこととはイコールではないが、
お金がないから親の面倒などみられないと思うのか、上流の人は親からお金をもらってきたから親の面倒を見なければ、と思うのか……。
いずれにしろ、ここに上流かどうかとの相関がある、というのは間違いない。
http://allabout.co.jp/newsdig/c/77200/3/