企業や行政の担当者が集まって、人材育成や正規雇用の推進、それに働きやすい職場づくりについて考えようというセミナーが、京都市で開かれました。
このセミナーは京都府が企画し、京都市南区の会場にはおよそ60人が集まりました。
パネルディスカッションでは、人材育成や正規雇用の推進、それに新しいワークスタイルをテーマに、企業や労働組合、それに行政の担当者が意見を交わしました。
このうち観光業界の代表者は、▼京都では外国人観光客が増加していることから業界としても正規雇用を増やしていきたいという考えを紹介したほか、▼人材の育成として新入社員にはおもてなしに関する検定を受けさせているというケースを紹介しました。
人手不足が続く建設業界の代表者は、家族で工事現場などを見学してもらい、雇用につなげるという取り組みを紹介していました。
また、京都労働局の担当者は、休日を確実に取得するためには社員たちがお互いに仕事を補いあえる体制を整えて、働きやすい職場づくりにつなげることが重要だと話していました。
参加した電気設備工事会社の担当者は、「よい職場をつくるために、今後、会社でさまざまな立場の人たちと意見を交換していきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014206281.html