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NHK 政権の空気読む「静かな籾井さん」が局内に多数存在
http://www.news-postseven.com/archives/20170615_563132.html

 加計学園問題では、読売新聞が前川・前文科次官の
「出会い系バー通い」を“追及”したことが記憶に新しいが、
そうした「政権批判封じ」は公共放送・NHKでも起きていた。

 〈官邸の最高レベルが言っている〉──前川喜平・前文科事務次官が
「本物」と認めた文科省の内部文書の存在の第一報は
朝日新聞(5月17日付朝刊)のスクープと世間では思われがちだが、
実は最初に報じたのはNHKである。

 5月16日の夜に放送された『ニュースチェック11』で、
「内閣府の担当者が文科省側に、加計学園の獣医学部設置を前提とした
 スケジュール作成を指示した文書がある」と報じたニュースのなかで、
その実物が示されていた。

 ところがこの映像では、翌朝に朝日新聞が一面トップで大きく取り上げた
〈官邸の最高レベル〉というセンセーショナルな文言が、
なぜか消されていたのである。

 ところが、翌日になると態度が変わる。朝日新聞が朝刊で文書を公開すると、
民進党の玉木雄一郎氏が国会で、この文書について追及。同日の夕刊で
産経や毎日など各紙も後追いした。
するとNHKは同じ日の『ニュースチェック11』で、
黒塗りを“解禁”して報じたのである。

 NHKは放送法に基づき「公平公正」「不偏不党」が義務づけられているが、
実際には幾度となく政治に翻弄されてきた。有名なのが2001年に
放送されたETV特集シリーズ「問われる戦時性暴力」の内容が
改変された問題である。当時内閣官房副長官だった安倍晋三氏ら
政治家の介入があったのではないかと朝日新聞などが問題視し、
安倍氏は「番組内容に注文をつけた事実はない」と反論したことから、
大きな騒動となった。
(続きは下の方)