県産木材でつくる木造住宅を韓国で広めようと、岐阜県は韓国の大工らを対象にした研修会を各務原市などで開いている。
ヒノキブームの韓国では日本の木造住宅への関心が高まっており、現地の大工に日本式の建築技術を習得してもらうことで、県産材の輸出拡大につなげる狙いがある。

 参加したのは、韓国木造建築技術協会に加盟する大工など技術者15人。
参加者は24日から26日まで美濃市の県立森林文化アカデミーや岐阜市の住宅建設現場などを回り、プレカットした木材を組み立てる日本式の軸組工法について学んでいる。

 25日は各務原市テクノプラザの後藤木材プレカット工場を訪れ、柱などに使う木を機械で細かく加工する様子を見学した。
金泰旭さん(63)は「日本式の建築技術は韓国の伝統的な建築技術と似ている点があり、韓国でも受け入れやすい。日本の木造住宅を建築できる技術者を育てたい」と話していた。

韓国でヒノキブーム 日本の木造建築学ぶ
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170526/201705260917_29731.shtml
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